素直な自分を受け入れてくれたこの会社なら、のびのびと働けると感じた。
父の仕事の関係で幼い頃に海外に住んでいた経験があり、音楽や映画などの海外のカルチャーが好きだったため、就職活動をするときも漠然とグローバルな仕事に憧れを抱いていました。そこでさまざまな業界を見る中で、コンテナを媒介にして世界各国とつながれることに惹かれ、ONE JAPAN統合前の旧社の選考を受けてみようと思いました。ただ、海運業界の仕事とはどんな内容なのか、どんなキャリアが歩めるのかなど具体的な業務をきちんと理解していないまま面接に臨んでしまったんです。案の定、面接官に「うちの仕事内容って理解できていますか?」と聞かれてしまいました。ここで嘘をついても仕方ないと諦めて「正直、深くは理解できていません」と素直に答えたところ、「じゃあ、これから知ってもらえると嬉しいな」と返ってきたんです。その言葉を聞き、弊社のことをもっと知りたいという強い想いが芽生えたと同時に、なんて懐の深い会社なんだと一気に志望度が高まりました。きっとこの会社だったら、自分らしく働けるだろうなと。その後、無事に入社して今に至りますが、社員がお互いの意見を尊重している場を見かけるたびに、面接のときに感じたあの懐の深さは、変わらず組織に継承され続けているなと感じます。
DX化を進め、お客様にとっても、社内にとってもポジティブな影響をもたらす。
入社後は、貨物の引き渡しを行うための書類対応や、輸入船のコンテナオペレーション、営業、ITツールの活用支援を行う業務プロセス部など、多種多様な仕事を経験してきました。そして現在は、2022年に新しく発足されたDX推進部で、社内業務のデジタル化を進めています。その中でも私は、ブッキングと呼ばれる貨物の船積み予約に関する2つのデジタル化プロジェクトを手掛けています。1つは定期的且つ定量数、弊社のサービスを利用していただいているお客様の、コンテナの予定本数を数値化して管理するシステムの運用。予定より本数が上下した際に、迅速に対応するためのシステムです。もう1つは、お客様がオンライン上でサービスの予約をすることができるシステムの運用。航空券の予約システムを想像してもらうと理解しやすいと思うのですが、希望日時と行き先、本数を入力すると即時に見積もりが発行され、その場で予約ができるシステムです。これらのプロジェクトによって社内の業務効率化が進み、お客様へのサービスの質を向上させることができる一方、イレギュラー対応が難しい場合もあります。そうした際に心がけているのは、血の通った対応をすること。「システム上、それはできません」と切り捨てるのではなく、たとえ要望に応えられないとしても、代案を可能な限り用意し、協働して解決しようとする。この姿勢は、これまでさまざまな部署を経験し、各部署の想いを理解してきたからこそ養われたんだと思います。
社員に思いっきり挑戦してほしい。だからこそ、近くで見守り続ける。
DX推進部のメンバーとして日々奮闘しながら、課長という管理職としての役割も担っています。ただ、元々こうしたポジションに就きたいという想いがあったわけではなくて、目の前の仕事に真っ直ぐ向き合い続けた結果、任されるポジションがだんだん上がってきたんです。これは別に私に限った例ではなく、弊社では実力を評価してもらえる環境が整っているため、他にもたくさんの女性社員が重要な仕事を任され、活躍しています。私が管理職として大切にしているのは、「大丈夫。私がついているよ」というスタンスで社員と接すること。社員を成長させるためといって仕事を任せっきりにしたり、困っているのに一人で解決させたりと、丸投げにはしたくないなと思うんです。そのため、ある程度は任せつつ、さりげなくフォローしたり、いざというときには自分が矢面に立ったりと、社員に安心感を与えることを重視しています。そうした環境が、社員一人ひとりの意欲を掻き立て、チームの力を強めることにもなると考えています。だからこそ、これから入社してくる方に伝えたいのは、どんどん自分の意見を発信し、行動していってほしいということ。もし失敗してもフォローするし、困ったときには駆けつけるので、思いっきり挑戦してほしいなと思います。