社員紹介

P&N部門 P&N本部 港湾部 港湾課 所属

多角的な視点と切り替え力、
そして決断を貫く姿勢が、船と港を結ぶ。

2020年入社
P&N部門 P&N本部 港湾部 港湾課 所属(取材時)

S.K

国の興隆を支える海運業の、偉大さとロマンに心惹かれた。

海運業に興味を持ったのは、大学で国際政治を学んだことがきっかけです。これまでの歴史において栄えてきた国の多くに共通するのは、海運に強みを持っていたこと。港湾施設が整備されていたり、活発に他国と貿易を行ったりすることで、地域を発展させてきたということを知り、その影響力の大きさに魅力を感じたんです。就職活動を始めてからも海運業への興味はなくならず、この業界が人々の生活にどれほど必要不可欠なのか知れば知るほど、むしろその想いはより強くなっていきましたね。海運業界に絞って企業を見ている中で弊社を選んだ理由は、コンテナ船事業そのものにロマンを感じたため。膨大な数のコンテナが一つの船に乗って運ばれていく光景が、モザイク画のようでとても美しいと思ったんです。それに、その美しさを構成する何千、何万ものコンテナ一つひとつにドラマがある。言うなれば、20,000個のコンテナを乗せる船は、20,000個のビジネスを運んでいるということ。そうした芸術品のような美しさと偉大さに胸が高鳴り、弊社を志望しました。実は、最終面接のときもこのロマンについて勇気を出して話したのですが、社長が何度も大きく頷いてくれたことを今でも覚えています。入社した今も、大量のコンテナを積んだ船を見るたびにワクワクしますね。

船の入出港を支える、要としての使命感。

入社してからは、日本に寄港する船のターミナル選定や、船の入出港時のさまざまな手続きを担当しています。ターミナルを選ぶ、手続きをする、と言葉だけ聞くと簡単なようですが、船がどんな貨物を運んでいるのか、それぞれのターミナルの特徴とは何か、そのターミナルは今どの程度空きがあるか、今各国の港では何が起こっているか、どんな申請が必要なのかなど、膨大な情報を集めた上で最適な判断をすることが求められます。何か一つでもミスがあればスケジュールに遅れが生じて、届けるべき人に貨物を届けることができなくなってしまう。先ほどの言葉を使えば、20,000個のビジネスをストップさせてしまうことになるのです。だからこそ、自分が数々のビジネスを支えているんだという強い使命感を持って業務に向き合っています。入社したばかりの頃はこの仕事の意義を深く理解することができていなかったのですが、仕事内容を学んだり先輩に教えてもらったりする中で、入出港をスムーズに進めるための要を担っているんだと自分の中に落とし込むことができました。そのため、初めてターミナル選定を担当したときは、あまりの緊張感から手の震えがしばらく止まらなかったですね。こんなにも責任感のある仕事をしているんだと、身が引き締まりました。

臨機応変に対応する決断力と、常にお客様の視点持ち続けることが大切。

これまで自分が携わった中で最も記憶に残っているのは、2022年の春に北米西岸、特にロサンゼルスの港が混雑して、100隻以上の船が立ち往生してしまっていたときのことです。船が日本に帰ってこないため、日本への輸入貨物も入ってこなければ、日本から輸出を予定していた多くの貨物も送れないという状況に陥ってしまいました。荷主の方々とは直接関わらない部署に在籍していますが、営業経由でお客様が不安な気持ちを抱えていると聞いていましたし、貨物を待っている方にもご迷惑をかけてしまうかもしれない。そんな状況で当社として何ができるのか。何をすべきか。そこで、社内で相談して臨時船を手配することになったのですが、時間に限りがあるためどの船をどのターミナルに向かわせるかを急ピッチで決める必要がありました。大きな責任と決断力が問われる中、その臨時船が日本に寄港するときのターミナルを選ぶ手続き担当を私が行うことになったのです。どのターミナルなら、最もお客様に安心していただけるだろうか。その視点で進めた結果、無事に貨物を届けることができ、業界誌でも対応を取り上げてもらったときは、大きな達成感を感じましたね。これからも、臨機応変に対応する力を磨き、お客様への視点を忘れずに仕事に向き合っていきたいです。

1日のスケジュール

  • 09:00

    メール、業界誌チェック

    メールの返信や、業界の動向を確認。

  • 11:00

    資料作成

    表計算ソフトを使って、データを分析。

  • 12:00

    昼休憩

    同期と一緒にランチに行くことも多い。

  • 13:00

    資料作成

    貨物量の増減を調べたり、ターミナルの情報を集めたりして会議等に備える。

  • 14:00

    社内会議

    部署を横断して、週例の情報共有会を行う。

  • 15:00

    問い合わせ対応

    スケジュールを遅らせないため、どんな相談でも迅速に対応。

  • 16:00

    資料作成

    午前中に揃えた情報を元に見やすい資料にまとめるのが腕の見せ所。

  • 18:00

    退社

    次の日もスムーズに業務を進めるため、明日のタスクを整理してから業務終了。

キャリアステップ

  • 1年目

    港湾部へ配属

    日本寄港航路の船のターミナル選定や、入出港時の手続きを担当。

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